ハーブで一工夫【便利帳】 ・・ハーブを洗剤に
通常の水拭きを、ハーブの煎じ液で行います。
ほんのりと良い香りが漂い、悪臭対策にもお勧めです。
ハーブを洗剤に
ハーブそのものに汚れを落とす成分は少ないですが、お掃除に向いているハーブはあります。
このページではハーブの煎じ液をお掃除に使う例を紹介します。
ハーブを洗剤に
・どんな使い方をするの?
・用意するハーブ
・ハーブの洗剤液の作り方
・もっとしっかり掃除したい場合は?
注意する点
・使い過ぎに注意しましょう
・使う部位や保存にも注意を
おすすめのハーブ
・おすすめのハーブはこれ!
【どんな使い方をするの?】
ハーブを掃除に使うとき、多くの場合はハーブを煮出すか、煎じた液を使います。
その液で水拭きします。
多くのハーブは煎じ液(ハーブを熱めのお湯に浸す)で使えますが、ハーブが硬い場合や、樹皮、種などの部位を使う場合は煮出したほうが成分が濃く溶けだします。
通常の拭き掃除は煎じ液で行いますが、より強い汚れの場合は煎じ液に中性洗剤などを加えて使うこともできます。
・テーブルや棚の水拭きに
・通常の床のお掃除に
・虫よけを狙って網戸のお掃除に
・においのこもる場所の拭き掃除に
【用意するハーブ】
多くのハーブは汚れを落とす成分自体は少ないものの、虫が嫌う成分や、殺菌成分、消臭成分を含んでおり、そちらの効果を期待して使われます。
掃除したい場所や目的によってハーブを使い分けると良いでしょう。
【ローズマリー】
樹木全体に樹脂を分泌しています。
多くの虫が嫌うカンファ―成分が多く、消臭効果も強めです。
【ラバンディン系ラベンダー】
こちらも樹木全体に樹脂を分泌しています。
品種によってはカンファ―成分がかなり多く、消臭効果も強めです。
【タイム】
立性と匍匐性がありますが、どれも薬効成分を含んでいます。
殺菌成分や防腐能力が強いことで知られます。
【セージ】
料理用に使われるコモンセージ系統の品種が薬効成分を含んでいます。
殺菌成分や防腐能力が強いことで知られます。
【オレガノ】
料理用に使われる品種が薬効成分を含んでいます。
殺菌成分や防腐能力が強いことで知られます。
【ヒソップ】
殺菌成分や防腐能力が強いことで知られます。
【ミント】
多くの品種がありますが、清涼感の強い品種が適します。
一部の不快害虫がメントール成分を嫌うといわれています。
【アルテミシア】
いわゆるヨモギの仲間全般です。
除虫菊を弱くしたような効果です。
サザンウッドやワームウッドが知られています。
※キク科のため、アレルギーの方は取り扱い時にご注意ください。
【ローズゼラニウム】
多くの品種がありますが、スタンダードな品種が適します。
一部の不快害虫が嫌うといわれています。
【シトロネラグラス】
蚊が嫌うことで有名なハーブです。葉が鋭いので注意してください。
これで掃除するというよりは仕上げにスプレーするほうがおすすめです。
【ホースラディッシュ】
いわゆる西洋わさびのことで、殺菌力に定評があります。
濃淡はありますが、アブラナ科で辛みのあるハーブは同じ成分を含むことが多いです。
これで掃除するというよりは仕上げにスプレーするほうがおすすめです。
※クレソンやルッコラも仲間です。
【エキナセア】
薬効がある品種のうち、掃除に向いた成分を含むのはパリダ(パープルコーンフラワー)となります。
強い殺菌作用が知られ、カビ対策にも向いています。
【ソープワート】
シャボン草の名の通りサポニンを含み、泡立てて洗浄する成分を含みます。
昔から布地の洗浄に使われてきたハーブです。
※魚毒性があるため、水槽周りには使わないでください。
【ハーブの洗剤液の作り方】
シンプルに煎じ液を作る場合・煮出す場合の作り方です。
【A.ハーブを煎じる】
ハーブを用意し、耐熱容器に入れ、熱めのお湯を注いでしばらく待つ
※ハーブは生・ドライどちらにも対応できます。
【B.ハーブを煮出す】
ハーブをやかんや鍋に入れ、水から煮出す
※樹皮や種、やや古めの葉っぱなど硬いものに適します。
※ハーブはどちらかというとドライのほうが適します。
【中性洗剤を加える場合】
煎じ液・煮出した液に中性洗剤を加える
※自然素材の界面活性剤としては、オレンジオイル、ココナッツオイル、泡立ち素材としてはソープワート、エゴノキ、サイカチなどがあります。
【クエン酸を加える場合】
煎じ液(煮出し汁)200mlに対し、クエン酸を小さじ1杯混ぜる
※においが気にならなければ酢でもOK
※塩素系漂白剤と併用しないでください
【重曹を加える場合】
煎じ液(煮出し汁)200mlに対し、重曹を小さじ1杯混ぜる
※アルカリに弱い素材(一部の石材など)には使えません。
【もっとしっかり掃除したい場合は?】
通常の拭き掃除であれば、上記の煎じ液や煮出し汁、多少の汚れ落としをしたい場合は上記の中性洗剤やクエン酸・重曹と混ぜたもので拭き掃除します。
しかし、汚れがもっとひどい場合や特殊な状況はそれぞれの対処が必要です。
【ギトギト油汚れ】
洗浄用の耐熱容器に、洗いたいもの、熱湯、洗剤を入れて長時間つけ置きします。
容器や洗いたい対象が樹脂・ビニール・プラ系でなければ、オレンジオイルなどを足しても良いでしょう。
その後、洗い流します。
※洗剤がセスキ系の場合は、熱湯ではなく30~35度前後のぬるま湯をつかいましょう。
※樹脂やビニール、プラに柑橘系のオイルを使うと溶かしてしまいますのでこれらのオイルの使用は禁忌です。
【分厚い汚れ】
長年の汚れが分厚くなっている場合、上記の付け置き後に、こすり洗いをします。
金属タワシなどで傷つけたくない場合は、ローズマリーやラベンダーの若く柔らかい枝先に洗剤液をつけ、タワシ代わりにしてこすり洗いします。
【溝などの汚れ】
キッチンペーパーなどに洗浄液をしみこませ、溝に埋め込んでパックします。
その後、拭き落とします。
※溝に樹脂系・ゴム系のパッキンが使用されている場合は柑橘系オイルは避けましょう。
【黒ずみ汚れ】
油汚れが黒ずんだ場合は、前述の油汚れの対処をします。
色素が沈着した場合は、レモンやセスキに漂白作用があります。
黒カビの場合はまずカビを落とした後、漂白作用のある洗剤で対処し、洗浄後は良く乾かします。
カビ対策に使えるハーブはタイムやパープルコーンフラワー(エキナセア・パリダ)などがあります。
※レモンオイルは樹脂系には使えません。
【コバエ対策・におい対策】
三角コーナーやトイレのごみ箱など、コバエが沸きやすい場所やにおいが強い場所は、ローズマリーやラバンディン系ラベンダーなどカンファーが強く防臭効果もあるハーブで洗浄します。
掃除後は、中にローズマリーやラバンディン系ラベンダーの枝や葉を入れておくと良いでしょう。
【雑菌対策】
三角コーナーや玄関の靴入れなどの雑菌や蒸れによるにおいが強い場所は、防臭・殺菌効果のあるハーブで拭き掃除します。
ローズマリーやセージ、タイムなどが適します。
【紙が多い部屋の掃除】
書斎など本の多い場所、障子紙のある和室は【紙魚(シミ)】という害虫が繁殖することがあります。
これを防ぐにはカンファーの強いラバンディン系ラベンダーの液で拭き掃除し、部屋の中で同じハーブを焚く・ドライハーブをあちこちに仕込んでおくなどの手立てが有効です。
※紙魚対策に強いハーブはガーデンルー(ヘンルーダ)ですが、かぶれる方がいる・においが独特なため注意が必要です。
【おすすめアイテムとハーブはこれ!】
※画像はミツロウクリーム
ミツバチの巣からとれるワックス。様々な成分を含んだ黄色いものと、精製された白いものがある。
そのままだと硬いため、植物油に溶かしたバームやクリーム状のものが掃除やツヤ出しに使われます。
溶かしていない固形状のものも販売されていて、お好みの植物油と混合、好みの香りの精油と混ぜて自分だけのワックスを作ることもできます。
※ハチの巣由来のため、乳児の口に入らないよう注意してください。
ローズマリーの代表的な品種の一つ。
大型で生育も早く、たくさんの枝が採取できる。
料理だけでなく、掃除やクラフトなどにも使いやすい、万能なローズマリーです。
大きく早く茂るため、いつでも若い枝をたくさん収穫できる、優秀な品種。
香りも癖がなく、使いやすいローズマリーです。
ローズマリーの代表的な品種の一つ。
大型で生育も早く、たくさんの枝が採取できる。
ローズマリーの中でも特に料理用に人気のある品種です。
成長が早く、葉も大きく掃除に使いやすいのが特徴。
香りは甘めで、若い葉の樹脂の分泌量が多くお掃除に適します。
正しくはコリンウッドイングラム。
濃い青花で知られる半匍匐性ローズマリー。
ローズマリーの中でも濃く鮮やかな花の色で知られる品種です。
香りに植物のヤニっぽい香りを含み、料理にはあまり使われませんが、その分、樹脂の量は多めの模様。
樹脂系の香りのローズマリーの中では枝葉が成長しやすく、収穫に向いています。
交配系ラバンディン系の代表品種。
フランスのラベンダー畑といったらこの品種。
暑さに強く、育てやすい交配系ラベンダーの代表種です。
香りが強めなので、掃除に大量に使う場合は単独ではなくローズマリーと混ぜると良いでしょう。
ラバンディン系ラベンダーでもさらに大型になる品種。
大量の収穫に向いている。
グロッソよりも大型で花の色は淡い品種です。
カンファ―臭が強めなので、苦手な場合は他の材料に少量混ぜて使うと良いでしょう。
ゴキブリなど、いやな虫が出てくる場所の掃除にもお勧めです。







