ハーブで一工夫【便利帳】 ・・ハーブを掃除に使ってみよう
煎じ液などにはせず、ハーブの葉で汚れをこすり落とします。
通常の油汚れのほか、皮脂がこびりついた部分にもお勧めです。
そのままお掃除に
頑固な汚れが固まっているような時は、ハーブそのものでこすって落とすことができます。
このページでは床掃除を例に掃除方法を紹介します。
ハーブを掃除に使ってみよう
・床掃除をしてみよう
・事前のチェックポイント
・用意するハーブ
・実際の手順
注意する点
・使い過ぎに注意しましょう
・使う部位や保存にも注意を
おすすめのハーブ
・おすすめのハーブはこれ!
【床掃除をしてみよう】
フローリングの床の掃除はどうしていますか?
お掃除用ワイパーや掃除用ロボットでは埃は掃除できても足裏の皮脂汚れやこびりついた汚れは落としにくいですよね。
また、キッチンなどの床も油の混じった汚れがこびりつきやすい場所です。
しばらくこすり掃除をしていないな、汚れが厚く黒ずんできたな……そんなときはハーブでこすり落としましょう。
・掃除に耐えられる床材かチェック
・多少の水濡れOKかどうかチェック
・掃除後のツヤだし剤を忘れずに用意
・軽い掃除をしてから始めると楽
【事前のチェックポイント】
【掃除に耐えられる床材かチェック】
このページでは、やや強めの汚れをこすり落とすことを前提しているので、まず拭き掃除・こすり落としに耐えられる床であることを確認してください。
※畳の和室には向きません。
主にフローリングの床を想定して話を進めます。
何も塗っていない無垢の床の場合、ハーブの色素や落とした汚れを吸い込んで色がついてしまうことがありますので避けてください。
ある程度の塗装がしてある木材質の床や合板の床であれば大丈夫です。
心配であれば床の隅のほうなどの目立たない場所を少しこすり掃除して確かめてからにしましょう。
【多少の水濡れOKかどうかチェック】
上と重複しますが、床が多少の水分にも耐えられるかチェックが必要です。
水分といっても水を撒くわけではなく、通常の水拭きに耐えられれば大丈夫です。
掃除用ワイパーなどでは床を軽く触っているだけなので、あまりにも細かい埃は取れません。
乾拭きだとこする力は加わりますが、埃が静電気で戻って付着してしまいます。
そのため、ある程度の湿気は必要になります。
硬く絞った水拭きだけでも意外と汚れが良く落ちます。
【掃除後のツヤだし剤を忘れずに用意】
紹介する方法での掃除はかなりこするため、床のツヤがどうしても薄くなってしまいます。
そのため、掃除の仕上げには艶出しと床面の再保護のため、ツヤ出し剤が必要になります。
用意するツヤ出し剤は市販のワックスや床用オイルでも良いですが、蜜ろうやオリーブオイルでも大丈夫です。
また、日本の昔の家屋では、床や柱を米ぬかの入った木綿などの袋で磨いていました。
天然素材が良ければ、このような素材で磨いてみるのも良いかもしれません。
【軽い掃除をしてから始めると楽】
ここでは強めの汚れを想定していますが、掃除箇所にはもちろん軽い汚れも一緒に含まれていますので、初めに軽く掃き掃除・拭き掃除をしてからのほうが楽になります。
余裕があれば、水拭きが良いでしょう。
邪魔な埃をあらかじめ取り除き、汚れの中で水溶性の部分をある程度ふやかし、落としやすくすることで本番が楽になります。
【用意するハーブ】
長い間放置した汚れは皮脂などの油分も混じっているため、樹脂を含むハーブが必要となります。
樹脂を豊富に含むハーブは以下の二種類です。
生の枝葉で、硬くないしなやかな枝先を数本用意します。
【ローズマリー】
樹木全体に樹脂を分泌しています。
特に若い葉や花のガクには豊富で、触るとべたつくほどのこともあります。
これらの油分で油汚れを落としていきます。
【ラバンディン系ラベンダー】
こちらも樹木全体に樹脂を分泌しています。
掃除に使うには花ではなく葉が適しています。
※花を一度に大量に扱うと体質によっては体調を壊しますので、花を混ぜる場合は量は控えめにしましょう。
掃除にはこれらのうちのどちらか、もしくはこの2種類を混ぜて使うと良いでしょう。
なお、ラベンダーのうち、ストエカス系(いわゆるフレンチラベンダー)はカンファ―が強すぎ、大量に取り扱っていると体調を崩しますので使わないほうがベターです。
【実際の手順】
以下は、長年にわたって拭き掃除をしていない床や、油を含んだ汚れの多いキッチンなどの床をハーブで直に掃除をする手順です。
【1.事前の掃除】
この掃除はかなり頑固な汚れを想定していますので、事前に軽い汚れを取り除いておきます。
埃などは床用ワイパーやお掃除ロボットで取り除きます。
その後、水拭きしておきます。
軽い汚れはこれで落ち、頑固な汚れだけが残ります。
床材が耐えられるならば少し水分量多めの水拭きにすると、汚れがふやけて落としやすくなります。
【2.ハーブで汚れをこする】
ローズマリー、もしくはラバンディン系ラベンダーの若い枝先を何本も用意します。
硬い枝だと床を傷つけるので、比較的柔らかめの枝先を選びます。
これらを水で十分に濡らし、この枝先・葉の部分で床の汚れをこすり落とします。
汚れが落ちた部分だけ床の色も変わるので、最後に周辺全体を軽くこすって色を均一化します。
【3.残りの汚れの掃除】
汚れとハーブの青い汁が混ざったものが床に残りますので、水拭きでふき取り、最後に乾拭きでふき取ります。
ハーブのちぎれた葉などが残っている場合は、箒や床用ワイパーで取り除きましょう。
【4.床の保護とツヤ出し】
強くこすった結果として床材のワックスなどが落ち、床のツヤがなくなって白浮きします。
この回復と床材の保護のため、ワックスがけをします。
ワックスは市販のワックスや床用オイル、ミツロウ、オリーブオイル、米ぬか袋など、お好きなものをお使いください。
【その他のお掃除にも】
床掃除以外でも、ハーブそのものでの掃除が有効な場所はあります。 いろいろ工夫して使っていきましょう。
【ドアノブなど】
比較的、手による油汚れが付きやすい場所です。
金属製の場合など、濡らしても大丈夫な素材の時は、床掃除と同じくハーブでこすりましょう。
どうしても落ちない汚れは、ハーブを薄めた中性洗剤液でぬらしてこすり、最後に水拭きと乾拭きでふき取ります。
トイレのドアノブなど、衛生面で気になる場合は殺菌力の高いタイムを混ぜると良いでしょう。
【キッチンの天板など】
油汚れが付きやすい場所です。
ハーブを洗剤液で濡らしてこすります。
【コンロ周りの軽い汚れなど】
油汚れの場合は、レモンやオレンジ、ミカンなど、柑橘類の皮そのものでこすり落とします。
【油性ペンによる落書き・レジン汚れ】
マジックなどによる落書きは、柑橘類の皮でこすると落とせます。
ただし、素材が樹脂・プラスチック・ビニールやゴム製のものは溶けてしまいますので使えません。
ハンドメイド制作などでレジンによる道具のベタつきも柑橘類の皮で落とせますが、レジン作品そのものに付着すると溶かしてしまいますのでお気を付けください。
【おすすめアイテムとハーブはこれ!】
※画像はミツロウクリーム
ミツバチの巣からとれるワックス。様々な成分を含んだ黄色いものと、精製された白いものがある。
そのままだと硬いため、植物油に溶かしたバームやクリーム状のものが掃除やツヤ出しに使われます。
溶かしていない固形状のものも販売されていて、お好みの植物油と混合、好みの香りの精油と混ぜて自分だけのワックスを作ることもできます。
※ハチの巣由来のため、乳児の口に入らないよう注意してください。
ローズマリーの代表的な品種の一つ。
大型で生育も早く、たくさんの枝が採取できる。
料理だけでなく、掃除やクラフトなどにも使いやすい、万能なローズマリーです。
大きく早く茂るため、いつでも若い枝をたくさん収穫できる、優秀な品種。
香りも癖がなく、使いやすいローズマリーです。
ローズマリーの代表的な品種の一つ。
大型で生育も早く、たくさんの枝が採取できる。
ローズマリーの中でも特に料理用に人気のある品種です。
成長が早く、葉も大きく掃除に使いやすいのが特徴。
香りは甘めで、若い葉の樹脂の分泌量が多くお掃除に適します。
正しくはコリンウッドイングラム。
濃い青花で知られる半匍匐性ローズマリー。
ローズマリーの中でも濃く鮮やかな花の色で知られる品種です。
香りに植物のヤニっぽい香りを含み、料理にはあまり使われませんが、その分、樹脂の量は多めの模様。
樹脂系の香りのローズマリーの中では枝葉が成長しやすく、収穫に向いています。
交配系ラバンディン系の代表品種。
フランスのラベンダー畑といったらこの品種。
暑さに強く、育てやすい交配系ラベンダーの代表種です。
香りが強めなので、掃除に大量に使う場合は単独ではなくローズマリーと混ぜると良いでしょう。
ラバンディン系ラベンダーでもさらに大型になる品種。
大量の収穫に向いている。
グロッソよりも大型で花の色は淡い品種です。
カンファ―臭が強めなので、苦手な場合は他の材料に少量混ぜて使うと良いでしょう。
ゴキブリなど、いやな虫が出てくる場所の掃除にもお勧めです。







